安全を重視し、患者さまのお身体をなにより大切にしてさしあげたいと考えています
当院の特徴
1産婦人科専門医
産婦人科診療専門で20年以上のキャリアがありますので、症例経験が豊富であり、さまざまなケースに対応した診療を行うことができます。また、出産は取り扱っておりませんので、気兼ねなくご来院いただけます。
2お考えを尊重し、お話をじっくりうかがいます
患者さまがベストの判断ができるよう、お考えを尊重しながらできることを全て提示するようにしています。産婦人科医は女性の味方です。手術を受けるかどうか迷っている段階でも、疑問や不安など、なんでもご相談いただけます。専門医からしっかり説明を聞いたうえで判断することで、よりよい結果をもたらします。
3より安全であることを重視
人工中絶手術では、なにより患者さまのお身体を大切にし、後々支障をきたさないことを念頭にしています。当院では手術の際に使用する器具に、ラミセルややわらかい樹脂でできているMVAsystemを採用し、患者さまのリスクを最大限排除しています。
4アットホーム
銀座で4代に渡って婦人科診療を続けてきており、昔ながらの気さくな銀座の雰囲気を残したアットホームな医院です。スタッフ一同、温かくお迎えします。
5プライバシーへの配慮
エレベーターホールはエントランス奥の目立たない場所に位置しており、ビル内の他のフロアにはサロンなども入っているため人目を気にすることなく気軽にご来院いただけます。また、診察室は設計段階から防音に配慮し、室内での会話の内容が待合室などで聞こえることはありません。また、手術室やリカバリールームは外来診察室とは別フロアとなっていますので安心です。医療従事者には守秘義務があり、当院ではスタッフにプライバシー管理を徹底するよう指導しています。
6アクセスしやすい立地です
最寄りの「銀座一丁目」駅から徒歩4分。「銀座」「有楽町」からも徒歩5分程度です。
他院との違い
より安全性が高い吸引法を採用しています
一般的に人工妊娠中絶手術では、金属製の手術器具で子宮内容物を除去する掻把術が行われますが、この手法では子宮内面に筋層におよぶような擦過傷が生じるリスクがあり、術後の出血が増えたり、術後後遺症として子宮内腔の癒着をおこしやすいというデータがあります。当院では、日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会が推奨する吸引法を導入して、身体にやさしい手術を行っています。
MVA systemを導入しています
MVA systemは手動真空吸引式の子宮内容物除去吸引法です。これまで金属製だった吸引カニューレをよりやわらかい樹脂製にしたことで、子宮を傷付けるリスクを最小限に抑え、安全な手術を実現します。また、このカニューレはディスポーザブルで、患者さまごとに新しいものを使用するため、感染の危険性もありません。
海外では40年以上に渡って広く取り入れられている手術法であり、安全性の高さと手術時の侵襲の少なさから世界100ヶ国以上に導入されていました。最近になってやっと日本でも使用が認可されましたので、当院ではいち早くMVAsystemを導入しています。
ラミセルを使うことで安全性をより高めています
ラミセルは、手術に備えてあらかじめ子宮口を広げておくために行う処置に使います。ラミセルはスポンジを圧縮して棒状にした医療器具ですので、危険性も低く、挿入中の違和感などもほとんどありません。この処置を行うことで、手術時に無理に子宮口を拡張する際に起こる頸管裂傷などのリスクをなくします。そのため、当院では未産婦(まだお産を経験したことがない方)の場合、手術前日のご来院をお願いしています。
丁寧なアフターフォローをいたします
当院では手術から1週間後にご来院いただいて診察を行い、万全を期しています。この際、出血がやや多いなど、術後経過に問題がある可能性がある場合には、問題が解消されるまで引き続き責任をもって診察させていただきます。気軽に来院できるアットホームな雰囲気やアクセスの良さから、手術以降もなにかと頼りにしてくださる患者さまも少なくありません。女性にとってご自分の身体のことを何でも相談できるかかりつけ婦人科医がいることは、とてもメリットが大きいものです。生理にともなうトラブルや避妊、そして妊活まで、ご相談内容はさまざまです。数年たってライフステージや環境が変わり、妊娠・出産を目的に受診してくださるケースもよくあります。
当院の人工妊娠中絶手術の方法
必要がある場合には、前日に子宮口を広げる処置を行って安全性を高めます。そのため、初診でいらしていただいて当日そのまま手術ということはできません。特に出産したことがないなどで子宮口が堅く閉じている場合、事前の処置を行っておかないと、手術時にむりやり子宮口を広げなければいけないので、危険性が増します。
当日は、静脈注射で麻酔を行い、手術に支障がない程度まで子宮口を拡張した後に、吸引法により処置を行います。この際、樹脂製のカニューレを使用した手動真空吸引式吸引法(MVA system)を用いてより安全に、手術侵襲の少ない処置を行っています。ディスポーザブルのカニューレですので、感染リスクもありません。
(※上記の方法で取りきることができない場合など、必要に応じて金属製の手術器具を使用する場合もあります。)
超音波で子宮内に取り残しや子宮外への出血がないかをきちんと確認して手術は終了です。
麻酔について
静脈麻酔による全身麻酔を行います。点滴から鎮痛剤と鎮静剤を投与します。呼吸抑制はほとんど起こりませんので人工呼吸などの必要はありません。加えて子宮の入り口に局所麻酔を行うことでさらに痛みを軽減するようにします。
術後について
完全個室のリカバリールームで2時間ほど安静に過ごし、その後診察を行って術後の状態を確認します。術後の経過に問題がなければ、ご帰宅いただけます。
多少のふらつきや痛みがある場合もありますので、できれば付き添いの方といっしょにご帰宅されると安心です。
術後1週間程度は少量の出血が続くことがありますが、量が少なければ問題はありません。また、痛みに関しては、お渡しする鎮痛剤を飲んでいただけば治まる程度です。万が一、痛みがひどい、出血量が多い、37℃をこえる発熱が持続するなどの場合にはすぐにご連絡ください。
1週間後にご来院いただいて最終確認の診察を行ったら、通院終了です。
手術後の生理は、それまでの生理周期にもよりますが1ヶ月~1ヶ月半後に来ることがほとんどです。2ヶ月経っても生理が来なかったり、出血量や内容などに異常があったりする場合には、ご来院ください。
費用
内容などにより多少異なりますが、目安となる費用は16万円~です。
これは術前検査費、術前処置費、手術費、術後に処方される薬剤費、術後検診費なども含んだトータルの費用です。